ホホバは「ホホバオイル」の原料です。　カルフォルニア州〜アリゾナ州、北メキシコが主な原産地です。　現在は、オーストラリアだけでなく、南アメリカ、イスラエルなどの地域でも 栽培されています。　オーストラリアの乾燥地域での育成に向いていると、1980年代に導入されました。　ホホバの育成は 非常に難しく近年になって育成方法が確立し、オーストラリアの乾燥地域の綿花の代替作物として栽培されるようになりました。　ホホバを収穫出来るようになるには、10年かかると言われているサイトがありますが、5年目から収穫が可能となります。

樹齢は100年を軽く超し、200年にも達すると言われている多年生低木です。　そのため、記念樹としても人気があります。　ホホバは暑さと乾燥に非常に強く、年間降水量が20mmもあれば生育できます。

【効能】
ホホバオイルは構造が特殊なため、腐敗しない、酸化しない非常に安定した性質のオイルです。
・最高の保湿剤：皮膚の細胞間組織を安定させ、 皮脂膜の再生を助け、体の保湿をします。
・強力な抗酸化(アンチエイジング)作用があります。
・強力な抗炎症作用があるので日焼けだけでなく火傷(やけど)をした後のほてりを抑えます。
・エモリエント作用がある脂肪酸がたっぷり入っているので皮膚を柔らかくし、お肌に弾力をもたらします。
・このエモリエント作用により、妊娠線の予防・シワ・シミを目立たなくします。だから中年女性に人気です。
・抗バクテリア(バクテリアを抑える)作用、抗真菌性(カビを抑える)作用、創傷治癒(傷を治す)作用があります。
・切痔、出産時などの傷口を早く回復します。
・毛穴などに詰まっている汚れを溶かし出して、毛穴などをきれいにします。
・角質培養のスピードアップに、インタッチ ホホバオイルは最適
・角質培養に最適です。
・血行とリンパの流れを改善し免疫を強化します。
・鎮痛作用があります。歯茎の痛みや出産後の会陰の痛みが治まります。

ホホバの苗は以下で販売しています。
http://www.marcheaozora.com/?pid=123584999

和名：　ホホバ
英名：　Jojoba、Goat Nut、Deer Nut、Pignut、Wild Hazel、Quinine Nut、Coffeeberry、Gray Box Bush
学名：　Simmondsia chinensis

原産国：　アリゾナ州・アメリカ
形態：　シモンジア科シモンジア属、常緑低木
栽培期間：　5〜6年
草丈：　3〜10m
ベランダ栽培：　可能
受粉株：　必要（雌雄異株）
定植時期：　4〜5月
発芽適温：　22〜27℃
発芽率：　92%
耐寒温度：　-7℃
耐暑温度：　45℃
種まき：　4〜8月
栽培適温：　22〜35℃
株間：　10〜20m
連作障害：　なし
栽培難度：　Level 2

【種の重量】
100gm = 143〜146粒

【注意】
雌雄異株です。　花が咲かないと雌雄の判断が出来ません。　花が咲くまで約3年かかります。

【栽培方法】
■芽出し
１）種子を水に24時間入れてください。
２）適当な大きさの鉢を用意し、種蒔き用の柔らかい用土に深さ2cm程度に埋めてください。　となりの種と4cm離してください。
３）殻が非常に硬い為、発芽まで3〜4週間かかります。　発芽するまで、土の表面が乾いたら少し水をあげてください。
４）10cm程度まで育ってから大きめのポットに定植してください。　20cmの丈になるまで、室内で管理した方がベターです。

■育てる場所・土
定植させる際に、根を傷つけないように土を十分につけたまま植え替えをしてください。　乾燥には強く、直射日光でも問題ありません。 葉色を良くするために、油粕に骨粉を混ぜたものを2月と9月に少量与えて下さい 。

■水やり
20cmの高さになるまで、土の表面が乾いたら水を与えてください。　若干乾燥気味な程度が丁度良いです。　1m程度の高さになれば乾燥させても大丈夫です。

■冬越し
秋の終わり頃から寒さにあてる場合は、水を徐々に少なくし、乾燥させると耐寒力は増します。　1mの高さになれば十分な耐寒性があるので、雪が1m以上積もらない地域での露地栽培が可能です。

■増やし方
挿し木（土挿し）で増やすのがとても簡単です。

【収穫】
1月に開花し、3〜4月に実が赤くなってから収穫してください。