ペルーから正規に輸入された種子です。 ペルーでしか栽培されていない大変貴重なキヌアの種子です。 キヌアの種を販売しているのは日本国内では数社しかありません。
栽培用のキヌアの種子をペルーから輸入しているのはマルシェ青空だけです。
ペルーでは5,000年前から栽培されている穀物です。 インカ帝国の時代には主食となっていました。 「Quinoa 365(レシピー本)」の表紙で使用されたものと同じ種子です。
栽培用の種子ですので、食用ではありません。
遺伝子組み換えはしていません。
収穫されたキヌアを食用として販売しても問題ありません。
栽培後に採種された種を再販しても問題ありません。
==========
英名: Quinoa
和名: キヌア
学名: Chenopodium quinoa
キヌア(学名Chenopodium quinoa Willd)は実は「擬似穀物」で 本当のイネ科ではなく、ホウレンソウやテンサイを含むアカザ科に属する。
その栄養価の高さが認められ、NASAはキヌアを長期の宇宙ミッションにおける宇宙飛行士の食事の一部とした。1993年のNASAの専門誌にはこうある。「1つの食材が、人間にとって必要な全ての栄養素を提供することは不可能だが、キヌアは植物界、動物界において何よりもそれに近いものである」
キヌアは10種類の必須アミノ酸を全て含む唯一の植物性食物だ。たんぱく質の含有率(14〜18パーセント)は麦、米、トウモロコシ、オーツ麦より高く、動物性たんぱく質の代わりとなり得る。カロリー値は卵、牛乳より高く、肉に匹敵する。
ビタミンE、ビタミンB2 (リボフラビン)が豊富で、他の穀物よりカルシウム、カリウム、マグネシウム、 リンなどのミネラルが多く含まれている。
最近の研究ではキヌアには植物エストロゲンが含まれており、更年期後エストロゲンの減少によって引き起こされる骨粗しょう症、動脈硬化、乳がんを防止または減少させる効果があることがわかった。
==========
原産国: ペルー
形態: ヒユ科アカザ亜科アカザ属、一年草
発芽適温: 18〜24℃
発芽率: 85%
pH: 6〜7.5
成熟期間: 3〜4か月間 *春蒔き(4月)と夏蒔き(8月)の年二回の収穫が可能です。
草丈: 100〜120cm
株間: 5cm *密集率は200本/m2まで可能
遺伝子組み換え: 無し、Non-GMO
消毒: 消毒済み
連作障害: 日本では二作が可能です。 「玄米酵素アミノ酸」で連作障害を避けることができます。
栽培難度: Level 1 *芽出しだけ要注意
玄米酵素アミノ酸:
http://www.marcheaozora.com/?pid=90666985
【栽培方法】
■芽出し
以下をご参照ください。
http://blog.marcheaozora.com/?eid=30
■畑面積の目安
*発芽率を80%、密集率を80株/m2、収穫見込を50gm/株とした場合
800粒 > 640株 > 8m2 = 2 x 4m > 32kgの収穫見込
4,000粒 > 3,200株 > 40m2 = 4 x 5m > 160kgの収穫見込
8,000粒 > 6,400株 > 80m2 = 8 x 10m > 320kgの収穫見込
96,000粒 > 76,800株 > 960m2 = 31 x 31m > 3,840kgの収穫見込 *10アール
【収穫量の目安】
50〜70グラム/株
■種蒔き
1穴2〜3粒蒔き、軽く5mm土をかぶせる。
株間25〜30cm、条間70cm
*最低気温が5℃以上になり、霜が降りなくなってから蒔いてください。
*密集度は80株/m2以下にしてください。
*散播、点播、条播のどの手法でも問題ありません。 ただし、
必ず水に浸してから蒔いてください。
■追肥
必要なし
■収穫時期
種蒔き後、100日目が大よその目安です。 茎や茎葉が黄変し、子実が70〜80%熟色するのが目安です。 3日間雨が降らなかった後に収穫することをお勧めします。
■収穫方法
草丈が130cm以下でしたらヒエ、アワ、ソバ用のコンバインで収穫可能です。 ほとんどの場合、130cm以上になるので、バインダーで刈り取ってください。 「自脱(自動脱穀)」は回転速度が速すぎるのでお勧めしません。 コンバインに低速モードがあれば使えます。 コンバインによる生脱乾燥の場合、通風温度36℃以下に設定してください。
■乾燥方法
屋内に逆さ吊りして、葉や茎が完全に茶色くなってカサカサに乾燥させてください。 収穫時期にもよりますが、カビが発生しないように注意してください。
■脱穀方法
米や麦の脱穀機でも可能ですが、「低速モード」で脱穀してください。 足踏み脱穀機がお勧めです。
■洗浄・選別
脱穀が完了したら、水洗浄し不純物を除去してください。
■サポニン除去
キヌアにはサポニンが含まれ、人体に悪影響があるとされています。 ただ、これは相当量(毎日キヌア10kgなど)を食べた場合の影響です。 キヌアを洗浄していると、泡が立ちますが、この泡がサポニンです。 収穫したキヌアのサポニンを除去しなくても食味・健康などには影響しませんが、気になる場合には泡が目立たなくなるまで3回程度洗い落としてください。
■精米
精米機にかけて、キヌアを磨いてください。 米の半分以下の時間で十分です。
■洗浄〜乾燥
再び水洗浄して、ザルにあげてから自然乾燥させてください。
■利用方法
キヌアだけをまぜた「キヌアご飯」や、多種多様なレシピがあります。 クックパッドなどで検索してください。
【納期】
2〜10日以内に発送します。