イカリソウ属は約50種あり、中国、インド(ヒマラヤ西部)、日本、朝鮮、ロシア、ヨーロッパ南部、アフリカ北部に分布しています。　主に中国に自生し、41種あります。　中国白花イカリソウは、花は白色又は淡黄色、直径約1.5cmで、外側の咢片は暗緑色、卵形三角形、長さ1〜3mmです。

中国の伝統医薬として使われています。
効能：　インポテンツ、不妊症、半身不随、リウマチ、運動麻痺、筋肉の痙攣、疼痛

【主要成分】
リグナンとネオリグナン
(-)-Olivil, Icariresinol (以上葉)

フラボンとフラボノール
Icariin (茎, 葉),
Des-O-methylicariin (根)
Epimedine A,C (葉, 茎)

アルカロイド
Magnoflorine (根)

和名：　中国白花イカリソウ、淫羊藿（インヨウカク）
英名：　Horny Goat Weed、Herba Epimedii、Yin Yang Huo
学名：　Epimedium brevicorum Maxim

原産国：　四川省・中国
形態：　メギ科イカリソウ属、多年草
収穫：　5〜8か月
草丈：　20〜60cm
種まき：　3〜6月
発芽適温：　12〜20℃
発芽率：　81%
耐寒温度：　0℃
耐暑温度：　35℃
生育適温：　15〜25℃
耐水性：　普通
耐塩性：　弱い
pH：　5.5〜7.0
根張り：　20〜30cm
連作障害：　なし
栽培栽培難度：　Level 3

【栽培方法】
■環境・土壌
日当たりの良く風通しの良い場所を好みます。

■芽出し
1) 覆土は5mmにして播種してください。
2) 発芽するまで霧吹きで散水してください。

■水やり
乾燥に弱いので、水切れさせないよう土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。　特に真夏は乾きやすいので注意してください。　冬は気温の低下とともに生育もゆるやかになるので、春〜秋の生育期に比べて、やや乾かし気味にします。　ただし、極端に乾燥させると生育が弱ります。

■植え替え
植え替えは好まないため、生分解性植木鉢もしくは大きめの鉢に直播してください。

■肥料
肥料は植え付けるときにあらかじめ土にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおきます。　追肥として生育期の5〜10月に液肥を毎週1回与えてください。　根や茎を太らせる成分がある化学肥料がオススメです。

■収穫
全草または葉が使用されます。　色の青い新しい葉が良いとされます。

【利用】
観賞用。　生薬として使えますが、必ず専門家と相談してください。