オレンジトラベラーズパーム(タビビトノキ、オウギバショウ)の種

名称の由来は、旅人が喉を潤すために、葉柄を切って樹液を飲んだことから、旅人の木と呼ばれるようになった説と、葉が東西に展開することで、方向を知ることができたという説があります。 巨大な櫂状の葉が長い茎柄の先に扇状に平面に並ぶのが特徴です。 中心部が若干オレンジ色になるところからオレンジトラベラーズパームと呼ばれています。

ストレリチア(ゴクラクチョウカ)の仲間ですが、花は小さく目立たちません。 その特性や扇状の葉を展開する美しい特徴から、世界の熱帯及び亜熱帯地域で広く栽培され街路樹にも利用されています。

和名: オレンジトラベラーズパーム、タビビトノキ、オウギバショウ
英名: Orange Traveler's Palm
学名: Ravenala sp. ambanja

原産国: マハジャンガ・マダガスカル
形態: ゴクラクチョウカ科タビビトノキ属、多年草
露地栽培: 九州以南
草丈: 3〜9m
種蒔き: 3〜7月
鉢植え: 可能(7号ポット以上)
発芽適温: 20〜28℃
発芽率: 87%
耐寒温度: 10℃
耐暑温度: 40℃
栽培難度: Level 3

【栽培方法】
■土壌・環境
水はけの良い土が適しています。 赤玉土(中粒)5:パーライト3:腐葉土2

日当たりのよい場所が好きです。 春から秋の気温が高い時期は屋外でたっぷりと日に当ててください。 日照不足になると葉の軸が細くなって葉全体が垂れ下がってくることがあります。 このような状態を「株が徒長する」と言います。 また、花付きも悪くなります。 観葉植物として室内で栽培する場合も、できるだけよく日に当てて、しっかりとした丈夫な株に育ててください。

■芽出し
1)水に24時間浸してください。 
2)覆土は1cm程度にして播種してください。 早ければ10日で発芽しますが、1ヶ月かかる場合もあります。 春蒔きはヤエザクラが咲いた後にしてください。 露地に直播しても構いませんが、強い風に当たらないようにしてください。

■定植
植え付けは9月まで可能です。 20cmの高さになるまで室内で育苗してから定植したほうが無難です。

■水やり
土の表面が乾いたら鉢底より染み出る程度タップリと与えて下さい。 根腐れの原因になるので、受皿に溜まった水は必ず捨てて下さい。

■肥料
春〜秋の生育期に緩効性化成肥料(置き肥)を定期的に与えて下さい。 又、水替りに3回に1回の割合で薄めた液体肥料を併用すると良いです。

■植え替え
特に鉢植えの場合、ポットがパンパンになってきたら株分けしてあげてください。 平均気温が25℃ある時期ならいつでも植え替えしても構いません。

■越冬
耐寒性は強く越冬温度の目安は10℃前後です。 暖地なら露地植えも可能です。 地域にもよりますが、冬は寒風や凍結を避けるために、日当たりのよい室内に取り込んだ方がベターです。

【利用】
観賞用として。
20粒50粒100粒300粒500粒1000粒
型番 OrangeTravelersPalmSeeds
販売価格
880円(本体800円、税80円)
購入数
オーダー
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