日本初上陸の品種です。

ハワイ〜西海岸に自生しているキイチゴです。　スーパーフルーツとして知られています。　日本では北海道に自生しています。　環境の適応能力は高いので、日本全国で栽培可能です。

Thimbleとは「指抜き」という意味があります。

【利用】
シンブルベリーは崩れやすいので、なるべく手を加えず、そのままで食するのが最適です。　ハワイではジャム、ジュース、スープやデザートなどに利用されています。　保存方法は冷凍保存、煮詰めてジャムや濃縮ジュースにする等があります。　ミキサーにかけてペースト状にし、そのまま冷暗所で保存することも可能です。

和名：　シンブルベリー
英名：　Thimbleberry
学名：　Rubus parviflorus

原産国：　ハワイ州・アメリカ
形態：　バラ科キイチゴ属、常緑多年草
樹高：　10〜25cm
収穫：　8〜2月　＊北海道の場合
結実までの期間：　1〜2年
受粉樹：　不要　（雌雄同株）
用途：　果実、ジュース、ジャム、アイスクリーム、果実酒など
鉢植栽培：　可能
接木：　可能
pH：　6.5〜7.5
発芽適温：　15〜25℃
発芽率：　85%
株間：　1.5m
生育温度：　11〜25℃　
耐寒温度：　-30℃
耐暑温度：　27℃
日照：　日向き
栽培難度：　Level 3

【栽培方法】
■芽出し
寒さにも暑さにも強いので、種蒔きはいつでも可能です。　好光性なので、光に当てないと発芽しません。
1) 種を乾燥させたまま5日間冷蔵庫で保管してください。
2) 24時間水に浸してから種蒔きをしてください。　覆土は5mm以下にしてください。
3) 発芽するまでは土が湿っている状態にして、霧吹きで湿らせてください。
4) 最低でも15℃キープ出来る日が当たる場所で保管してください。　14日程度で発芽します。

20cmの高さになるまで室内で栽培してから定植させたほうがベターです。

■土壌
砂漠でも育つので、どのような荒れた土地でも問題ありません。　乾燥・塩ストレスに強いこと、根粒菌が着生していることなどから、痩せ地・ある程度厳しい環境下での栽培も可能です。　元肥も追肥も必要ありませんが、花のつぼみがつき始めた時に少量の肥料をあげると実付きが良くなります。

■水やり
耐乾燥性はありますが、春先の開花から幼果が肥大を開始する時期に水分が充分にないと結実不良になるので、鉢植えの場合などは、水切れに注意して下さい。　萌芽前の2月から3月頃に混み過ぎた枝や徒長枝を剪定します。

■収穫
6月に開花して、実は成長するにつれて赤くなります。　赤くなって良い香りがしてきたら収穫のタイミングです。