シリアンルー(ワイルドルー)の種

シリアンルーは乾燥した地域に自生し、根は最大で6メートルを超える深さに到達します。 全草に薬効があり堕胎薬・崔淫剤・媚薬・通経薬・催乳薬など様々に使われます。 葉の煎じ汁はリウマチの治療に使用され根はヒトジラミや寄生虫駆除に使用され、根はリウマチおよび神経症の治療にも内用薬として使用されています。 外用薬としては痔核やハゲ治療などに使われます。 種子は消化促進・利尿・子宮興奮作用などさまざまな薬効があり、同時に幻覚成分・麻薬成分である多種のアルカロイドを含有します。 よって種子の多量接種は幸福感や幻覚作用を誘発し危険です。 アルカロイドであるハルミン・ハルマリン・ハルマロール・ペガニンなどを含み、古代インド〜ペルシャに伝わる幻覚剤「ソーマ」は本種であるとの憶測もあります。 ハルマリンは強力な向精神性成分でアワヤスカ(Banisteriopsis caapi)等にも含まれる成分ハルミンは実際に脳の精神疾患、脳炎や炎症の治療に使われ研究もされています。 胃痛・泌尿器障害・性的障害・てんかん・月経障害・精神や神経の病気の治療に使われています。 サナダムシの体を取り除くために駆虫剤にも利用されます。

薬用以外にも染料やお香など様々に利用されています。 種子から採れる赤い色素は染料として使われ通称「イランの赤」と呼ばれます。 特にカーペットの着色に珍重され西アジア中心に使用されています。 薬用に使用するには専門家・医師からの助言が不可欠です。 一般家庭においては観賞用としてのみ栽培してください。

和名: シリアンルー
英名: Syrian Rue、Wild Rue、Esfand
学名: Peganum harmala

原産国: チェンナイ・インド
形態: ハマビシ科ペガヌム属、半低木多年草
草丈: 60〜8cm
栽培期間: 60日 (収穫サイズによる)
種まき: 3〜5月
適正土壌pH: 6〜7
発芽適温: 25〜35℃
発芽率: 46%
耐寒温度: -20℃
耐暑温度: 40℃
栽培可能地域: 日本全国
プランター栽培: 不可能
株間: 30〜50cm
連作障害: なし。
栽培難度: Level 2  

【栽培方法】
■種蒔き
桜が咲いてから直播きして、間引いてください。 発芽するまで土を乾かさないように注意してください。 地温は最低25℃必要なので、十分に暑くなってから播種してください。

■土壌、環境
水はけが良くて極端なやせ地でなければ土質は選ばず育ちます。 鉢植えは赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使ってください。 日当たりが良い場所で栽培してください。

■水やり
地植えの場合、植え付けて根が落ち着くまで1〜2週間は土が乾いたら水を与えてください。 それ以降は自然の雨だけで育ちます。 鉢植えのものは土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

■肥料
痩せ地を好みます。 肥料は特に必要ありません。

■注意
繁殖力が非常に旺盛で他の植物を駆逐することがあります。 植え付ける場所や数をよく考えて、過剰な繁殖には気を付けてください。

■冬越し
5℃あれば越冬します。 5℃以下になると上部は枯れますが、根は-20℃まで生きています。 春になれば新芽が出ます。 

【利用方法】
観賞用として。

【納期】
2〜8日以内に発送します。
20粒50粒100粒300粒500粒1000粒
型番 SyrianRueSeed
販売価格
990円(本体900円、税90円)
購入数
オーダー

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