ジャイアントパッションフルーツ(オオナガミクダモノトケイソウ)の種

パッションフルーツ(Passion fruit)は、ブラジル原産の亜熱帯地域で栽培されている果樹です。 時計の文字盤に似た花が咲くことから、果物時計草(クダモノトケイソウ)とも呼ばれます。 オオナガミクダモノトケイソウは世界で最も大きい品種です。 フルーツは黄緑色で、果実の大きさ20〜30cm、重さは2kgにもなります。 蜜線は1つの葉に6つ。 葉の形は三裂していなく普通の卵型です。 茎は四角い(4稜形)で、葉の付け根に翼状の小さい葉があります。 quadrangularisの語源はラテン語で「4稜形(よんりょうけい)」という意味です。

果実は甘酸っぱく強烈な南国の風味があります。 ビタミンA、B、C、βカロテン、クエン酸、カリウムなどが豊富に含まれており、老化防止、生活習慣病予防や疲労回復などにも効果があるそうです。 近年では、花や葉に含まれる天然成分ハルミンに、歯周病治療に役立つことが発見されたそうです。

和名: 大果物時計草、オオナガミクダモノトケイソウ、ジャイアントパッションフルーツ
英名: Giant Passion Fruit、Giant Granadilla
学名: Passiflora quadrangularis

原産国: ベレン・ブラジル
形態: トケイソウ科トケイソウ属、常緑つる性木質多年草
収穫までの期間: 2〜3年
樹高: 1.5〜8m
種まき: 5〜9月
発芽適温: 22〜27℃
発芽率: 91%
植え付け: 4〜6月
収穫: 7〜9月 *関東の場合
受粉樹: 不要 *1本で結実しますが、他品種があったほうがベター
用途: ジャム、ジュース、アイスクリームなど
鉢植栽培: 可能
接木: 不可能
株間: 50〜60cm
耐寒温度: 7℃
耐暑温度: 30℃
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
参考サイト:
https://lovegreen.net/growing/p41147/

■環境
日当たりの良い場所でよく育ちます。 栽培は、成長が旺盛で病害虫の心配もほとんどなく簡単に育てることができます。 つる性なので自由な形で育てることができ、葉っぱは、夏の暑いときでも萎れず、秋ごろまで枯れずに綺麗な状態を保つことができます。 エコ、節電対策の傍ら、花も実も楽しめる緑のカーテンは利用価値が高いです。 

■土壌
水はけと水もちの良いやや酸性の用土を好みますが、さほど選ばなくてもよく育ちます。 庭植えは植え付ける前にピートモスを混ぜ込んでください。 鉢植えは赤玉土にピートモスを3割ほど混ぜた用土を用います。

■種蒔き
肥料分のない種まき用培養土などに蒔き、軽く土を被せてください。 用土は乾かないように管理してください。 発芽まで、1週間〜2ヶ月くらいかかります。 少し遅いのであきらめずに待ってください。

■定植
植え付けや植え替えの適期は4〜6月上旬です。

■水やり
やや乾燥に弱いので、鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。 地植えは一度根付いてしまうと特に水やりは要りません。

■肥料
肥料は芽を出す前、3月頃に化成肥料を施してください。 鉢植えは9月にも肥料を与えてください。 肥料はさほど多く与えなくても育ちます。

■仕立て方
蔓性(つるせい)の多年草で、若い蔓はやわらかく、古くなると木質化して硬くなります。 葉は、大きさ10〜20cm程度で光沢があります。 地植えの場合は、日当たりの良い場所で水はけの良い土に植え、フェンスや棚に蔓をはわせてください。 鉢植えの場合は、6〜10号鉢くらいのあんどん仕立てにしてください。

■剪定
剪定は、春先に込み合った枝などを間引き剪定してください。 収穫後や茂りすぎて、剪定する場合は、長い蔓が2つに分かれたところの2節上を切ってください。 一度実が付いた場所からは花芽がでないので、実が付いた枝は、切り戻して構いません。

■人工受粉
開花したら人工授粉してください。 他の品種があったほうが結実しやすいです。 筆などで雄しべの花粉を雌しべの先(3つの柱頭)につけます。雄しべをちぎって直接つけても構いません。 できれば、遺伝子の違う他の株の花粉を使うと、良質な実になります。 高温期に咲いた花や生育不良の花は、花粉がほとんどない場合があります。 晴れた日の正午前くらいに受粉をすると成功率が高いです。 花粉は、特に水に弱いので雨の日は失敗します。

■植替え
2年を目安に、根が詰まってきたら鉢増しも兼ねて植え替えてください。

■冬越し
気温が13℃以下や30℃を超えると、生育中の果実が落果したり、蕾が黄色くなり落ちることがあります。 冬は、室内の日当たりの良い場所で管理してください。 8℃あれば葉を保ったまま越冬できます。 暖かい地域では、北風や霜を防げる建物の側や東南の壁面に置けば戸外でも大丈夫です。 水を控えれば0℃くらいまで大丈夫です。 寒さで落葉しても、根が傷んでなければ春には新芽がでてくるので、マルチングや二重鉢にして根を保護してください。 種から育てると耐寒性に優れた苗が出来ます。

■収穫
開花後、2ヶ月程度で収穫できます。 色が変わり自然に落果したときが食べごろです。 追熟で果皮にしわがよると酸味が抜け甘味が増してきます。

■増やし方
株の寿命は約8年程度で、水挿しや挿し木で株を更新してください。 生育適温期に挿し木で増やします。 茎を1〜2節程度の長さでカットして、葉を半分に切り落とします。 1時間程度水を吸わせてから、市販の挿し木用の土や赤玉土などに挿し、明るい日陰で管理します。 挿し木中は、土が乾燥しないように注意してください。 新芽が動き出したら、根が出てきているので、植え替えてください。

パッションフルーツは非常に強い植物で、剪定した時に15cm程度の枝を花瓶につけて水挿ししても1〜2週間で発根します。 水挿しで、根が出たのを確認して土に植えても簡単に増やすことが出来ます。

【利用】
生食でも美味しいですが、ジャムやジュースにも出来ます。
20粒50粒100粒300粒500粒
型番 PassifloraQuadrangularisSeed
在庫状況 29 オーダー
販売価格
880円(本体800円、税80円)
購入数
オーダー
  • 霊王
  • 40代
  • 女性
  • 2017/09/12 14:57:32
6月播種ですが
種まき用培養土を使ってます。
9月になってもまだ1粒も発芽しません。
ショップからのコメント
FAQごご一読の上、栽培データをメールしてください。 レビューではサポートはしていません。
http://www.marcheaozora.com/?mode=f6(2017/09/12 14:58:06)
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