北海道から九州まで自生する、中国に分布する雌雄異株のつる植物で、細長いハート形の葉を持ち、夏には葉腋から穂状の花序を付けます。　自然薯には一般的な長芋に比べ約2倍の食物繊維が含まれています。　食用としての利用のほか、古くから、細切乾燥し、生薬又は強壮剤として、用いられています。

自然薯は長芋などよりも強い粘りを持っています。　トロロイモ（長芋）とは比較になりません。　この粘り成分は、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進する作用があります。　常食する事で基礎体力が増すともいわれています。　血糖値上昇を抑制したり、コレステロール値を下げる効果もあり、高血圧の改善にも役立つとされています。

自然薯にはアミラーゼなどの酵素がたくさん含まれていて、米などでんぷんを含む食材の消化を助ける働きがあります。自然薯は昔から強精作用があるとされ、「山のうなぎ」とも言われてきました。　自然薯には生殖能力を強めるアルギニンと呼ばれる酵素が沢山含まれています。

【自然薯の特徴】
ツルは右巻き。
オスとメスがある。
ムカゴと芋はオス、メスどちらにもできる。
オスのムカゴと芋からは、オスの芋ばかりができ、メスのムカゴと芋からは、メスの芋ばかりができる。
子孫繁栄は、３つの方法がある。（種子、ムカゴ、親芋）
前年度の芋が、親になって、毎年､新しく､生え替わっている。

【オープンシードです】
遺伝子組み換えはしていません。
育苗して再販しても問題ありません。
収穫された農作物を食用として販売しても問題ありません。
栽培後に採種された種を再販しても問題ありません。

和名：　自然薯、ジネンジョ
英名：　Jinenjo
学名：　Dioscorea japonica thumb

原産国：　岡山県
形態 :　ヤマノイモ科ヤマノイモ属、つる性多年草
自家結実性：　雌雄異株　＊受粉木は不要です
植え付け：　3〜5月
栽培期：　1〜2年
pH：　5.5〜6.5
発芽適温：　20℃
発芽率：　100%
生育適温：　15〜30℃
耐寒温度：　0℃
耐暑温度：　37℃
草丈：　3〜5m
栽培可能地域：　日本全国
プランター栽培：　不可能
株間：　30cm
連作障害：　無し
栽培難度：　Level 3

【栽培方法】
自然薯の栽培は奥が深いので、以下のサイトもしくは本を購入してからじっくりと取り組むことをお勧めします。
自然薯の簡単な栽培方法：
http://greens.st.wakwak.ne.jp/905335/index.html

クレバーパイプ：
http://www.jinenjyo.net/saibainosusume.html

参考書籍：
「ジネンジョ―ウイルスフリー種いもで安定生産、上手な売り方と美味しい食べ方 (新特産シリーズ) 」
http://amzn.asia/atRGKv0

■土壌、環境
クレバーパイプを使うと収穫が簡単です。　パイプの中に赤土（用土）を詰めて定植してください。　クレバーパイプなら極端な話、駐車場の砂利地でも栽培が可能です。

パイプの代わりに「波板」を使う方法もありますが、真っ直ぐに伸びないことがあります。

直線的に伸びた茎から、ハート形の大きな葉をつけます。　葉は、幅が10センチメートル、長さが15センチメートルほどにもなり、日の光に透けて見える様子は、とても涼しげです。　あまり分枝せず、茎がグングン伸びるため、幅広い面積を緑化するためには、株間を20センチメートル程度に狭くするか、頂芽を摘み取って脇芽を出させたり、ツルを横にはわせるなどの工夫が必要です。　

■芽出し
4月の中旬ごろになると発芽してきます。　100gmの種芋から5〜7株出来ます。　発芽した場所を確認しながら、ムカゴを2から3等分に切り分けます。　切り分けたムカゴは、発芽した部分が地際になるように、ポットなどに植え付け育苗してください。　少し頭が出る程度に覆土してください。

ムカゴから栽培すると、初年度は種芋まで栽培して、再定植する必要があります。　ジネンジョの収穫まで2年かかります。　種芋は長い一本ものをそのまま太らせる方法と、50〜60gmにカットして芽出ししてから定植させる方法があります。
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■肥料
元肥は必要ありません。　追肥は、播種後60日を目安にリン酸やミネラルが多い肥料をあげてください。　窒素のあげすぎに注意してください。

■収穫
上の葉が枯れてきたら収穫のタイミングです。

【利用方法】
クックパッドでレシピが豊富に紹介されていますのでご参考ください。　

【納期】
2〜8日以内に発送します。