ベルベットタマリンドの種

*種子は最後の(定規と一緒の)写真です。

アフリカの熱帯が原産で、インド、東南アジア、アメリカ州などの亜熱帯および熱帯各地で栽培されています。 樹高は20m以上になる常緑高木で、葉は長さ15〜20cmの羽状複葉、小葉は10-20片で長楕円形です。 花は総状花序をなし、5弁で径3cm。黄色に橙色または赤色のすじが入ります。

果実は長さ7〜15cm、幅2cmほどのやや湾曲した肉厚な円筒形のさやで、黄褐色の最外皮は薄くもろい。 1〜10個の黒褐色で扁平な卵円形の種子との間隙はペースト状の黒褐色の果肉で満たされます。 果実は甘味と酸味が同時きて美味しいです。 日本には無い変わった風味です。

・インド料理では果肉を熱湯に溶かしてチャツネを作る他、サーンバールやラッサムの酸味づけに使います。 
・タイ料理のトムソムやフィリピン料理のシニガン(sinigang)の酸味づけにもタマリンドが欠かせません。
・イラク中部と南部ではドルマの酸味づけにタマリンドを用います。
・ベトナム料理の甘酸っぱいスープカインチュアの酸味づけにもタマリンドを用います。 他にもベトナムではジャムやソフトキャンディーに加工したり、クラッシュアイスと煎りピーナツを加えたダー・メ(Đá me:「氷タマリンド」の意)や、さらに練乳を加えたスア・ダー・メ(Sữa đá me:「ミルク氷タマリンド」の意)として飲みます。

英名: Velvet Tamarind、
和名: タマリンド、チョウセンモダマ
マレー: Keranji
学名: Tamarindus indica

原産国: パッターニー・タイ
形態: マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属、常緑高木
樹高: 3〜20m
収穫: 9〜10月 *関東の場合
結実までの期間: 2年
受粉樹: 不要
用途: フルーツ、果実酒、ジュース、アイスクリームなど
鉢植栽培: 不可能
接木: 不可能
植え付け: 3〜9月
生育温度: 10〜35℃ 
発芽適温: 20℃
発芽率: 86%
耐寒温度: 10℃
耐暑温度: 35℃
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
栽培は比較的容易で、樹勢が強く、環境や条件が良いと良く繁茂します。 やせ地でも育ち、土質は特に選ばないが、日陰地や湿気の多い場所は適しません。 肥料も追肥も特に必要としません。 日当たりが良く、乾燥した場所に植えてください。

■芽出し
種を24時間水に浸してから、湿ったペーパータオルに包んでプラスチックバッグに入れて(乾燥しないように密封)、冷蔵庫で5日間保存してから一般的な腐葉土に蒔いてください。 土は薄く覆う程度で良いです。 土壌の環境にもよりますが、芽が出るまで7週間かかる場合もあります。

■植え付け
室内で20cm程度まで育苗してから定植してください。 植え付け後、2〜3年は実付きが悪いですが、実が付き始めると年ごとに多く付くようになります。

■剪定
あまり樹高を高くしたくない場合には、暖かい時期に剪定してください。

■施肥
特別必要は無いが、窒素過多は茎葉は繁茂するが実付きは悪くなります。 年に1度堆肥、腐葉土などの有機肥料を混ぜる程度で十分です。

■増やし方
3月下旬頃に、太めの枝を約15センチに切り、挿し木で殖やしてください。 若木の挿し木は、葉を摘み取って挿し木をする、また、株分け、採り木で殖やすと良いです。

【利用】
料理の酸味料や食品添加物の増粘安定剤として用いられます。 ピクルス、シロップ、清涼飲料水に加工されるなど、利用範囲の非常に広い果実です。 その他に甘みと酸味を楽しむ生食、ドライフルーツや砂糖漬け、塩漬けに加工されます。 フィリピンでは「タマリンド茶」がマラリアに効くとされています。
10粒30粒50粒100粒
1,595円(本体1,450円、税145円)
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4,455円(本体4,050円、税405円)
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6,875円(本体6,250円、税625円)
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12,650円(本体11,500円、税1,150円)
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型番 VelvetTamarindSeed
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