ニホンムラサキ(紫草)の種

2024年度は完売しました。
11月下旬/2024からの再販を予定しています。

ムラサキは、厚生労働省が法律に基づいて定めた、医薬品の規格基準書「日本薬局方」に登録されている漢方薬で、火傷や傷に良いとされている「紫雲膏(しうんこう)」の主原料などに用いられている薬草です。

根は、太くゴボウ状で乾燥すると暗紫色になります。  江戸時代から「紫根」のエキスが「紫雲膏」とされ、主にやけど、しっしん、かぶれなど等の、当時は大変貴重なお肌への妙薬として使われていました。 昭和天皇がムラサキを愛賞されたので好事家の間で有名です。 花は、6〜7月ころ、茎頂(けいちょう)に、ロート状の白花をつけます。  果実は、4個の分果です。

奈良〜明治時代まで染料として栽培されていましたが、現在では絶滅危惧種に指定されています。

薬理作用:
強心、解熱、抗真菌、抗ウイルス、抗エイズウイルス作用があるとされます。

和名: ニホンムラサキ、紫草
英名: Purple Gromwell、Red Gromwell、Red-Root Gromwell、Redroot Lithospermum
学名: Lithospermum erythrorhizon

原産国: 滋賀県
形態: ムラサキ科ムラサキ属、多年草
草丈: 60〜120cm
栽培期間: 6〜12か月
種まき: 3〜5月
適正土壌pH: 6〜7
発芽適温: 15〜20℃
発芽率: 22%
耐寒温度: -6℃
耐暑温度: 25℃
栽培可能地域: 日本全国
ポット栽培: 可能(5号ポット以上)
株間: 15〜30cm
連作障害: なし
栽培難度: Level 1    

【栽培方法】
■環境、土壌
酸性の土壌は苦手なので、植え付け前に苦土石灰で酸度を中和しておく必要はあります。 日当たりが良い場所を好みます。 水はけが悪いと根腐れを起こしてしまうので梅雨時は注意してください。

■種蒔き
1) 乾燥したままで冷蔵庫で2週間間保存してください。 低温処理しないと発芽しません。
2) 冷蔵庫から取り出して、水に1日入れて吸水させてください。
3) 発芽用のキメが細かい土で、1か所に2〜3粒蒔く点蒔きしてください。 好光性なので、覆土は5mm程度にしてください。
4) 発芽するまで霧吹きで散水してください。 通常7日程度で発根します。

■定植
本葉が5枚(播種後3か月)になってから定植してください。 

■手入れ
特に必要ありませんが、害虫は駆除してください。

■収穫
5月(前年5月蒔き)か10月(同年5月蒔き)ころに、根を掘り取って日干しにして乾燥させてください。 乾いたら土を除きます。

■利用
ハーブ、染料として。

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