ホワイトハイビスカス(シャロンローズ、ムクゲ、ハチス)の種

暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるムクゲは、盛夏を彩る代表的な花木です。 種小名の「syriacus」は「シリアの」という意味ですが、中国の原産です。 韓国の国花としても知られています。 日本には平安時代以前に渡来し、古くから庭木や生け垣として栽培されてきました。ハイビスカスなどと同じフヨウ属ですが、フヨウ属のなかでは寒さに強いため、日本だけでなく欧米でも夏咲きの花木として親しまれています。

和名: ホワイトハイビスカス、シャロンローズ、ムクゲ、ハチス
英名: Rose of Sharon
学名: Hibiscus syriacus
品種: 日の丸

原産国: ハワイ州・アメリカ
形態: アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)、多年草
草丈: 1.5〜2.5m
露地栽培: 北海道南部以南
種蒔き: 4〜6月
開花: 11〜12月
発芽適温: 20℃以上
発芽率: 90%
耐寒温度: 8℃以上
栽培難度: Level 3

【栽培方法】
■土壌・環境
日当たりと水はけのよい場所でよく育ちます。明るい日陰でも生長はしますが極端に花付きが悪くなります。 樹の伸びる勢いが強く、一部の品種を除き耐寒性も強いので北海道南部〜沖縄まで植栽可能です。

■芽出し
露地に直播しても構いません。 覆土は5mm程度で十分です。 関東以南でしたら6月に入ってからの露地蒔きが可能です。

■水やり
水切れさせると葉が黄色くなって下から落ちていくことがあります。 極端に乾燥させないように土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えます。

■肥料
生育がおう盛な植物で、肥料切れさせないように注意が必要です。 収穫期まで固形肥料を2ヶ月に1回の割合で株元に置きます。

■冬越し
本来は毎年開花する多年草ですが、関東以南では冬場は枯れます。 春になれば再び芽吹きます。 プランターや鉢植えの場合には室内に入れて越冬させてください。

■剪定
春に伸びた枝にその年の花芽をつくるので、落葉期の11月から3月に、樹形を見ながら行います。 よく萌芽するので、刈り込むこともできます。 枝が伸びたあとでも、5月までに行えば、夏に花を咲かせます。

■増やし方
挿し木、種で増やすことができます。 挿し木は3月頃まだ新芽が出ていない落葉期に行う「休眠枝ざし」と、初夏と秋、その年伸びた枝を使う「緑枝(りょくし)ざし」があります。 いずれも枝を長さ10〜15cmに切り用土に挿してください。 休眠枝ざしは根付きがよく地面に直接挿しておくだけで根が出ることもあります。 種蒔きは秋に採種してすぐに蒔く「とりまき」か乾燥しないように保存しておき、翌年の春3月下旬以降にまきます。

【利用】
ムクゲは、薬用には白色種を用いますが、全株が薬用になります。  夏に少し開きかけた、蕾(つぼみ)を採取して天日で乾燥させます。  これを生薬(しょうやく)で、木槿花(もくきんか)といいます。 また、夏に茎、幹、根の樹皮をはいで水洗いして、乾燥したものは、生薬で木槿皮(もくきんぴ)といいます。  果実が未熟のころに採取して天日で乾燥したものは、生薬で木槿子(もくきんし)といい、水虫薬として知られています。
20粒50粒100粒300粒500粒
型番 WhiteHibiscusSeed
販売価格
715円(本体650円、税65円)
購入数
オーダー
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