ムクナ豆(ワニグチモダマ、ムニンモダマ)の種

ムクナは、根や葉、茎、さやからLドーパを放出し、その他感作用によって地中や周囲の微生物や昆虫、雑草を排除するので自然循環型農業の除草剤として利用できます。 ムクナに含まれるLドーパは、広葉の雑草の生育を阻害しますがトウモロコシやソルガムなどのイネ科植物は阻害しません。 その利用例としては、中米やブラジルでのトウモロコシとムクナの混植があり、化学肥料や農薬などを使用せずに継続的に高い収穫を維持しています。

適度な雨と気温さえあれば痩せた土地でも栽培可能なムクナは、近代農業が成立しにく い過酷な条件の貧困な農村地帯でも他の植物には期待できない食糧の供給源となります。 その栄養素は、エネルギー、炭水化物、タンパク質、脂質、各種ミネラルがあり、他の 豆類と同等かそれ以上の食糧として大いに期待できます。

【効能】
パーキンソン病は、神経伝達物質であるドーパミンの生成量が減少するために脳からの指令が筋肉に十分に届かず運動機能に障害が発生する病気です。 ドーパミンの生成量が減少する理由は、脳の中でドーパミンを作る黒質細胞が減少するためですが、ドーパミンの原材料であるLドーパを補うことでその生成量を補充することが可能です。

和名: ムクナ豆、ワニグチモダマ、ムニンモダマ
英名: Black Bean、Burny Bean、Bean、Burny、Seabean
学名: Mucuna gigantea

原産国: ハイフォン・ベトナム
形態: マメ亜科トビカズラ属、つる性一年草
樹高: 2〜5m
栽培期間: 2年〜
自家結実性: 1本で結実します
葉張り: 2〜4m
発芽率: 95%
ベランダ栽培: 可能
発芽適温: 17〜27℃
耐寒温度: 10℃
耐暑温度: 35℃
種まき: 4〜6月
株間: 100〜150cm
連作障害: なし
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
■芽出し
1) 濡れたペーパータオルに種を包んで、2〜3週間冷蔵庫で保管してください。
2) タケノコが売られる時期になってから播種して、1cm程度土を被せてください。
3) 発芽するまでは、屋外の暖かい場所で管理してください。 

■育てる場所・土
日当たりの良い場所を選んでください。 土質は特に選びません。 露地栽培は関東以南で可能です。

ツルは長く伸びて葉もたくさん茂り周囲が無秩序のジャングル状態になるのでプランターに植えるなら2〜3本程度にしておくと良いでしょう。

■水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。 真夏は乾きやすいので、回数を多めにしてください。 冬は地上部は枯れますが休眠はせず、根は生きています。  庭植えの場合は必要ありませんが、鉢植えの場合は、土をカリカリに乾かさない程度に水を与えてください。

■肥料
肥料はそれ程必要ありません。 勢いが無くなってきたら、お好みの肥料を与えてください。

■お手入れ
放っておいて問題ありません。 気になれば暖かい時期に剪定してください。

■収穫
晩夏から秋にかけてサヤが徐々に育ちます。 サヤが黄色く色づいてきたら熟し始めたサインです。 サヤが黒くなってきたら完熟です。 黒く乾いたサヤを振るとカラカラと音がする状況まで待つのが理想です。 サヤが乾く前に収穫するとサヤから豆を取り出すのが大変です。 だからと言って完全に乾くまで待つと霜の被害を受けて腐ってしまう場合もあります。

■増やし方
挿し木(土挿し)で増やすのがとても簡単です。

【利用】
若葉、花や蕾は食用にされます。
10粒30粒50粒100粒
型番 MucunaGiganteaSeed
在庫状況 35 オーダー
販売価格
1,430円(本体1,300円、税130円)
購入数
オーダー
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