古来からアフリカ西部の原住民は、彼らの患者に葉や樹皮を処方してきました。　樹皮と種子には、10％程度のイボガイン系インドールアルカロイドが含まれます。　炎症を減少させ、精神障害の症状を緩和すると言われています。　最近の研究により、単離された化合物は、アルツハイマー病、パーキンソン病および脳卒中を予防するという研究報告もあります。　

和名：　ボアカンガ・アフリカーナ
英名：　Voacanga
学名：　Voacanga africana

原産国：　プリンシペ島・赤道ギニア
形態：　キョウチクトウ科ボアカンガ属、常緑樹
草丈：　3〜6m
種まき：　4〜9月
発芽適温：　25〜30℃
発芽率：　57%
ベランダ栽培：　可能
結実性：　雌雄同株
耐寒温度：　10℃
耐暑温度：　40℃
株間：　50〜100cm
連作障害：　なし
栽培難度：　Level 2

【栽培方法】
■芽出し
１）メネデール（100倍）もしくはジベレリン酸（200ppm）の溶液に1日つけてください。
２）種蒔き用の土に覆土を1cmにして播種してください。
３）発芽するまで土の表面が乾いたらお水をあげてください。
４）発芽するまで1〜3か月かかります。　50cmの高さになるまで室内で管理してください。

■育てる場所・土
土質は特に選びません。　半日陰から日当たりが良い場所と湿りけのある土を好みます。　

■水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。　真夏は乾きやすいので、回数を多めにしてください。　冬は地上部は枯れますが休眠はせず、根は生きています。　庭植えの場合は必要ありませんが、鉢植えの場合は、土をカリカリに乾かさない程度に水を与えてください。

■肥料
肥料はそれ程必要ありません。　勢いが無くなってきたら、お好みの肥料を与えてください。

■お手入れ
枝が込み入ってきたら暖かい時期に切り取ってください。

■増やし方
種もしくは挿し木（土挿し）で増やすのが簡単です。

【利用】
観賞用として。